2008年4月の記事
2008.4.30
経絡のこと
現代の西洋医学では「経絡」と「神経の線」とはほぼ一致している。経絡について少し述べておきたい。気の流れがあるとすれば、腕においては 陰の肺経、心包経、心経は 「上から下へ流れる」
陽(陽があたる部分)の大腸経、三焦経、小腸経は「下から上」に流れる。
脚においてはその逆で陽である胃経、胆経、膀胱経は「上から下へ」 肝経、脾経、腎経は「下から上に」流れる。
身体の経絡の出発点と終着点は足指や手指の爪の生え際のほぼ直角のところにあるから、私はちょっと不思議な思いで考えている。
例えば親指を曲げてしまった場合、肺経の流れは止まってしまうのではないか。だから腕に力が灰らなくなるのではないか。これは筋肉の原理なのだが、その中心線に肺経が走っているのではないか。すると経絡を対して攻撃をしかけることで、武術は成り立つのではないかとも思える。力が断絶されるからである。
まだ漠然としているが、マッサージを行う場合に、経絡が流れていく経路をしっかりと知り、そこで力加減をしていくのは有効のように思われる。経絡の流れの始めから終わりへと導く手法をどのように考えればよいか、目下思案中である。
2008.4.23
リンパドレナージュ
リンパセラピーとかリンパマッサージ、リンパドレナージュという言葉をよく耳にする。リンパを流す専門技術である。ほとんどのマッサージはリンパを流すのであるが、特化して「リンパ」に焦点をあてたものだ。
昨日、奈良からNHK学園や文化センターなどで、看護師やお医者さんにもリンパドレナージュを指導している女性が見えて、彼女に私は私の理論を開陳し、指導した。
2008.4.22
脂肪が燃焼する
皮下脂肪には体温調節とエネルギーの貯蔵という大切な役割gはあります。そういう大切なものだからこそ減らすのに時間がかかるのです。塩で揉んだだけでとれるのだったら誰も苦労しません。
脂肪燃焼という言葉は比喩です。体の中で脂肪が燃えるはずがありません。脂肪は分解されるとグリセロール(グリセリン)と脂肪酸になり、いずれも血中に溶け出します。グリセロールは肝臓に運ばれ、大部分はブドウ糖(グリコーゲン)となって蓄えられます。蓄えられたブドウ糖は必要に応じて消費されます。
2008.4.16
塩の効能
「高血圧には塩は悪い」と塩は悪者扱いされます。「東北地方の食生活」と「塩分の摂り過ぎが高血圧につながる」というのは密接した関係にはない、というのが医学の立場です。塩分の摂り過ぎで高血圧になる人は、高血圧患者の1~2%だと言われています。健康な人であれば体に不要な塩分は尿とともに排出されてしまいます。
余分な塩分を排出するにはカリウムが有効です。リンゴやバナナ、メロンに多く含みます。細胞の形を維持するのも、体液の総量を調整するのも、ナトリウム、つまり塩です。腎臓が尿を作るときも、筋肉の収縮を助けるのも、胃液の成分となって働くのも「塩」の仕事です。塩は生存に不可欠のもので、過度の減塩は健康を害するものです。健康であれば塩分のひかえ過ぎにむしろ注意を。
2008.4.14
閑話休題 マグロを切る
マグロのタンザクを切る場合、包丁を垂直に降ろすとどうなりますか。身はつぶれて、切り口は乱れ、美味しそうでない無様な刺身ガ出来上がるのです。きれいに切るためには、「力の伝わり方」ができていなければなりません。わかりますよね。斜めに切る。斜めにおろすのです。ここのとこのコツは家庭の主婦ならだれでも知っている。
マッサージも同じ原理なのです。親指でボディを押したいという場合、垂直に体重をかけて押すと客の身はあのマグロの無様な刺身のようになるって想像できますよね。この場合、包丁ではなく指ですから、思考を変えなければなりません。上体を斜めに動かす、移動させることで逆に指にまっすぐ力が伝わるのです。
結構、そういうことに無頓着で、平気で真っ直ぐ押している人っているのです。断言します。そんな人は客の体も傷めますが、自分の体も傷めるのです。実はこのことの方がセラピストには大事なのです。よくエステサロンに勤めていて、体を壊す人がいますが、原因はいくつかあります。それはここでは教えられません。(宣伝:バリ島に来てください) 力の伝え方を間違えると悲惨な結果になる、と言いたいのです。それにマッサージを受けても気持ちよくありません。ゴッドハンドをもつ人は天性のもので、「力の原理」をやっている中で獲得したのでしょう。
2008.4.10
ゲルマニウム温浴
「ゲルマニウム温浴は新陳代謝を高めて大量発汗!エステ効果抜群!あなたもモテ肌に!」
たくさん汗をかき溜まった老廃物を出すのは悪くありません。汗をかくのだったら温浴でいいのです。ゲルマニウムである必要はありません。ゲルマニウムが体によいと本気で思えればそれなりの効果が期待できます。プラシーボ効果ですね。信じきっている人に、「そんなのムダだよ」と言ってもヤボな話です。
さてゲルマニウムですが、人間の体に係わる物質には無機質と有機質とがあります。体は主に有機質からできています。人間の体は無機質も必要としています。「ミネラル」は少量ながら体に必要なのです。マグネシウムやカルシウム、カリウム、リン、ナトリウムなどの多量元素です。マイナーな無機質は「微量元素」と呼ばれ、鉄や亜鉛、マンガンなどです。ゲルマニウムは多量元素でも微量元素でもないものですから、根拠をしぼりだすことはできません。
信じ込んでいる人って、「癌まで治ってしまう」と言ってしまうところがあるので、怖いのです。
2008.4.09
マイナスイオンって?
マイナスイオンの正体がなんであるかも、それが体にいいかどうかも科学的には、全く不明である。確かに山の奥の滝や森林の中にいればなんだか体によさそうと思うのは、むしろ「世俗を離れて副交感神経」が働いて気持ちよく感じるというほうが科学的である。
マイナイオブームは「発掘!あるある大事典」。これにあやかって商品を売るために、家電製品にも「マイナスイオン機能」のついたものが登場。現実は負イオンの存在は認められているものの、人体への影響は不明なのです。
プラシーボ効果ぐいらいはあるのでしょう。私にはそれすらありません。信じやすい人にはあるというべきでしょう。(次回はゲルマニウム温浴)
2008.4.07
セラピストは嘘の情報は伝えない 1
セラピストが美容と健康をアドバイスし、実践する職業だとすれば、私はできるかぎり「嘘」は言わないことが必要であると考えている。人から聞くことを確かめないでそれが正しいと思い込むのは科学者としては落第である。セラピストはあくまで人間の皮膚、筋肉や骨、香りや、化粧品、健康法ともかかわるから私は科学する側の一員だと思っている。
例えば「和食はダイエットによい」 といのは嘘である。理由は簡単である。太るのは必要カロリー以上をとってしまうから太るのであり、特に太らせる炭水化物は「米」である。米はカロリーが高い。「和食はダイエットによい」というのは言葉足らずの表現である。
脂はどうか。脂など中国人ならいくらでも食べている。なのに脂が悪い、太るといわれる。
私達のエネルギーになるのは糖分、たんぱく質(アミノ酸)、脂質である。雪山で命を永らえさせるのは私達の中に蓄積された「脂質」である。脂質も必要なエネルギー源なのである。脂でもトランス酸脂肪となるものが悪いのである。この頃の代表例では攪拌されたマーガリンが槍玉に上がっている。過酸化脂質(トランス酸脂肪)になるからである。これは体内で悪さをすると医学者が言っている。バターのような動物性脂肪は悪いとマーガリンメーカーが広めたのだろう。それに使いやすいことが普及に輪をかけた。
次回より、「常識の嘘」をいけるところまで連載していこうと思う。セラピストの最低限のルールだからだ。
2008.4.03
ホームページ開設のご挨拶
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